投資の相関関係
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投資の相関関係

こんばんは~。堅実投資家のタイセイ(@investertaiseih)です。

今回は投資の相関関係について投資をする上で必ず知っておいた方が良い内容です。

 

A子ちゃん
A子ちゃん
最近は円高ドル安で原油安だとも聞くけど
一体何がどうなるの?
そうだね~。
どちらも株に影響あるね~。
今日はその辺の話をするね~。
タイセイ
タイセイ

 

物の値段は需給と供給のバランスで決まります。

そして株に関しても同じですが投資の世界にはあらゆるものに相関関係が成り立ちます。

 

今日は相関関係のお話です。つまり何かの値段が上がれば追随して株が上がったり逆に何かが下がったりという内容です。

投資は連想ゲームと言いますし相関関係を知っておくと状況に応じて投資判断が付きやすくなったり

分散する際にも役立ち儲けに繋がる可能性を増やせます。値動きが同じものに分散する意味はないですからね。

記事を読む時間:5分程度で読めます。

 

相関関係

円安ドル高と円高ドル安

日本は輸出企業が多いので円安ドル高の方が輸出企業の利益が大きくなるので有利です。

あまりにも一気に円高ドル安が進むと政府が介入をして円高を止めようとします。

アメリカもドル高が進み過ぎると輸出に不利になるので介入したりします。常に綱引き状態で行き過ぎるとけん制をしあいます。

 

最近の円高の理由

コロナウイルスが米国で感染拡大⇒米国景気悪化懸念でドル売り。

ドル利下げ⇒ドル売りで円高

原油安⇒世界有数のエネルギー会社が多い米国経済の打撃⇒ドル安

 

金利の上げ下げと景気

利下げは景気緩和策で不景気を刺激するために使います。

 

日本ではしばらくゼロ金利が続いていますし、米国トランプ大統領は不動産王でもあるし株価対策のためにも利下げ推進派です。

 

わかりやすく単純に言うと利下げになると銀行などにお金を預けても利子が減ると増えないので

皆が株などの投資に回すようになって景気浮揚。

 

さらには企業や個人がお金を借りる際に金利が低くなると融資が受けやすく企業は設備投資に回したり

 

個人は住宅ローンや、不動産投資ローンなどを組むことでお金が回るようになり景気循環が活発化されるなどのためです。

 

逆に景気が上昇していてバブル発生を防ぐために景気の熱を冷ますために利上げします。

 

これが行き過ぎると不景気になりこのサイクルが常にグルグルと循環しています。

 

今回のショック安で米国や日本が大規模な金融緩和をしてトランプは意地でも大統領選までに株価を上げて行こうとしているという噂もあります。

 

逆相関関係

株式と債券

株が上がると債券が下がり、株が下がると債券が上がるのでリスクヘッジのために両方入れているファンドなどもあります。

市場が上昇トレンドの際は株のみのファンドがもてはやされますが、今回のような相場になると債券の入っている

バランスファンドなどはヘッジが効いていて株のみのファンドよりは下落が激しくないです。

 

株式と金と米ドル

経済が安定している時は株が強くて、不安定な時は金が強さを発揮します。

利下げなどでドルが弱くなると金が買われて上がります。

政情不安などのリスクヘッジとして金で資産を一部保全する人が増えています。

こちらの記事参考⇒純金積み立て

 

 

原油高原油安

原油安は消費国にはプラス、産油国にはマイナス。

3大産油国はサウジアラビア、ロシア、アメリカ。

アメリカは消費国の要素もあるが世界的なエネルギー会社も多数あり急激な原油安はマイナスになる。

 

原油価格が上がると産油国が潤いオイルマネーが株式市場に莫大に流れてきます。米国の大規模なエネルギー会社も潤います。逆に原油安はオイルマネーが逃げてエネルギー会社も低迷して株価下落に繋がります。

 

不景気に強い業種

ディフェンシブ銘柄

景気の影響を比較的受けにくい銘柄で電力、ガス、インフラ、食料品、医薬品などがあります。

景気が悪くなっても必ず継続的に必要な物の業種です。東日本大震災で東京電力の問題が発生する前までは

ダントツに安定的な高配当銘柄と言われてました。

 

リート

不動産投資信託をリートと呼びます。中でもホテル系やオフィス系のリートと比較すると住宅系リートは景気変動を受けにくく安定的に家賃が入るので分配金と価格も安定しやすいです。

 

高配当優待株

暴落時に比較的戻りの早いのは高配当株と言われてます。ただ業績悪化により配当が高くなっているのは注意が必要です。

いくら高配当でも下落に巻き込まれたら回収が大変ですので銘柄選びは慎重にしてください。

 

まとめ

経済は色々なものが絡み合って色々なものが連動して価格が決まっていきます。

私がFXをやらないのはドル円だけでも値段を決定する要素が多すぎて全く予想も付かないからです。

なので為替の予想がなるべく関係の無い円高でも円安でも影響の受けない内需株を買うことが多いです。

 

また相関性や逆相関は知っておいて損は無いですが

その通りにならないことも多々あります。

例えば今回のコロナショックで株価が暴落し経済不安で債券や金が上がるのがセオリーですが

 

株が暴落し補填のためかどちらも換金するため売りが殺到して一時的に下がるという現象にもなりました。

あまりこの相関性に過信しないことと有事の際はいずれにせよ通常の動きとは違うことが多々あるので

そういう際に売らなきゃいけないようにならないように余裕を持って売買するのがなにより大事です。

 

※本記事を読んで生じたいかなる損害も一切責任を負いかねます。最終的な売買の判断は自己責任にてお願いいたします。

15年以上経験を積み堅実な投資手法で毎年着実に平均10%以上の利回りを上げています。『これだけは知っておきたい一番大事なお金のこと:一億総投資家時代の賢い生き方』にてAmazon電子書籍5部門1位。投資の儲けは我慢料。モットーは成功するまで続ければ失敗しない。不幸はお金である程度防げるけど幸せは人間関係でしか得られない