投資

インデックスの出口戦略を見直そう

こんにちは~こんばんは~堅実投資家のタイセイ(@investertaiseih)です。

自己紹介はこちらをご覧ください。

以下ツイートが反響いただいたので深堀りします。

※この記事は3分程度で読めます。

インデックスの出口戦略とは

米国のトリニティスタディの研究結果により

◎対象期間:1926年~1995年の70年間
◎保有比率:株式50%:債券50%
◎取り崩し率:1年で4%
上記の条件で取り崩しを行うと、30年後に資産が残っている確率が96%(切り崩し初期の暴落などで残り4%は途中で無くなるリスクあり)
しかも30年後の平均値で最初の元本の8倍になっていた
例えば3000万円で引退して4%の120万円を切り崩していった場合、30年後に24000万円になっている。

そもそもこれって米国の研究結果によるデータでインフレ率3%を考慮して通常利回り7%から3%引きになっています。

日本のインフレ率に合わせたインデックス出口戦略

世界のインフレ率ランキングのサイトを見ると日本のヤバさが浮き彫りになります。

2020年のインフレ率上位はやはりベネゼエラやジンバブエなどハイパーインフレになっているような違うヤバさがありますが日本はなんと161位です。

インフレ率が-0.017%です。スーパーの野菜が高いと感じたりガソリン代が高いと感じたりなど今年は多少インフレが進んでいる可能性がありますが全体で見たらインフレ率1%にも満たないだろうし今後もそんなもんだと思います。

 

引用元:世界経済のネタ帳

この状況で米国と同じ基準で4%で考えるのもおかしな話かと。税金とインフレ率を考慮しても5%から6%くらいで見ても堅いのではないかと思います。

とは言えもちろん安全を期してなるべく余裕を持ったプランが望ましいのは言うまでも無いです。

でも仕事をなるべく早く辞めたい人にとっては、この1%の違いって幸運の女神のように見えます!!
仮に毎月20万円支出の家庭は従来の出口戦略だと6000万円の資産は必要になります。
これを5%で見ると年間支出の20倍で良くなるので4800万円にまで下がります。これって凄く無いですか。
しかも半分は自分の好きな仕事や緩いバイトで稼ごうと思えば2400万円でサイドFIRE出来ちゃいます。

 

個別米国株に関しては以下の無料メルマガが勉強になります。

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インデックス売却時の税金を抑える

例えばS&P500等のインデックス積立を購入する際に一年ごとに証券会社をいくつかに分けて購入しておけば出金する際に利益の少ないものから切り崩しを行いその分の税金が抑えられます。同じ証券会社で商品の中身は同じでも運用会社が違う物もあるのでそれでも可能です。

まとめ

◎インデックスの出口戦略は米国発でインフレ2%を考慮して4%切り崩すという4%ルールが研究結果で出ている。
◎米国や世界のインデックスファンドで運用していて日本で生活するのであれば2%もインフレ率考慮する必要無いから税金とインフレ率考慮して5から6%でも良いのではないか。
◎日本のインフレ率は世界で161位で去年は-0.017%だった。国はインフレに持っていこうとしているようだがほとんど成果は出ていない。
◎毎月20万円年間240万円支出の場合は25倍して6000万円の資産が必要だが5%ルールだと4800万円まで減額出来る。
◎更に生活支出の半分は好きな仕事などで稼げるなら4800万円の半分で2400万円でサイドFIRE出来ます。

とは言えあまり考えずにFIREすると固定収入が無くなるので切り崩しのストレスなども出てくるので結局余裕をなるべき持ちたいとは思いつつ一刻も早くFIREしたいという気持ちが葛藤しまくってます。

◎売却時を見据えて1年ごとに証券会社を変えたり中身同じでも運用会社の違う商品を時期をずらして購入したりして出金する際は利益が小さい物から引き出せば税金を抑えられる。

 

FIREのタイミングは皆さんも後悔の無いように慎重に検討してみてください。

 

※本記事を読んで生じたいかなる損害も一切、責任は持てません。

最終的な売買判断は自己責任にてお願いいたします。

15年以上経験を積み堅実な投資手法で毎年着実に平均10%以上の利回りを上げています。『これだけは知っておきたい一番大事なお金のこと:一億総投資家時代の賢い生き方』にてAmazon電子書籍5部門1位。投資の儲けは我慢料。モットーは成功するまで続ければ失敗しない。不幸はお金である程度防げるけど幸せは人間関係でしか得られない